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上海レポート6月号(変わった中国感)

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┃◆┃(公社)いわき産学官ネットワーク協会News  2016.07.08       
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┃  「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃  佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。

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 現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
(公社)いわき産学官ネットワーク協会アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」6月号をお届けいたします。

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◇上海レポート6月号(変わった中国感)◇

相変わらずリハビリの毎日です。
のんびりしていいなー?
見かけはそうなんですが、自力で何処まででも出歩けるようにしなければ何もでき
ませんし、家族にも迷惑をかけることになりますので(私にとっては)必死です。
そのおかげか、平地であれば10分以上歩き続けられるようにまでなりました。
以前は3分ごとに一休みでしたのでえらい進歩だと整形外科医もほめてくれました。

日本で2か月近く暮らして中国感が変わってきました。
今号はそれを中心に報告いたします。

2011年3月(東日本大震災後)の当レポートで報告した次の話を思い出した。

『 東京への中国人留学生が続々と脱出し、一時帰国した。
風評におびえた者もいるが、春休みで金持の子供が皆帰国するので、風評に便乗して
帰国費用をすがる者も多くいるようだ。
日本をよく知っている中国人は、「東京の空気と水は、中国の都会よりよほど綺麗だ、
帰るな!」と言っているが、そこは親ばか。帰国を許している。
中国人のコンサルタント仲間Z氏が、そんな一時帰国した女子留学生の親に呼ばれて
そのお宅へ行った。
娘は、まだ、東京へ留学して2ヶ月しか経ってないが、なかなか東京の生活に慣れな
いので、日本での生活についてアドバイスをしてもらいたいとのこと。
Z氏のアドバイスは『日本では、全て中国の常識と反対に行動しなさい』。
自動車の走行方向、ハンドルが日本と逆という物理的なことだけではなく、身に付い
ている常識を逆に変えろとのこと。
●電車では、降りる人を無視して我先に乗るという中国常識を、日本では逆にして、
降りる人が済んだら整然と並んで順番に乗ること。
●電車の中で、大きな声で話し、大きな声で電話するのは中国では当たり前だが、日本
は全て逆だ。
●交通ルールは、強いもの優先(人よりも二輪車、二輪車よりも自動車、一般車よりも
パトカー、パトカーよりも政府関係自動車)を、日本では全て逆で、弱者優先だ。
●震災で食べ物に困っても、我先に分捕りあいせず、整然と並ぶのが日本だ。
 等など。
だから、「中国人どうしだけで付き合わず、日本の友人を早く作れ」いざという時に助
けてくれるのが日本人だ。
少々気恥ずかしくなった。

このアドバイスに、そのお嬢さんは「目からうろこだ、東京で安心して暮せそうだ、
何となく安心した」と喜び、ご両親も安堵し、かつ日本に感心していたそうだ。
特に、その時期の、日本の震災報道を見て実感できたのであろう。
お嬢さんは、新学期に間に合うよう元気に東京へ戻ったそうだ。 』

あれから5年経った。
今も同じアドバイスを言えるのだろうか?
当時の上海人の行動と変わらない日本人の行動が目立つ昨今である。
特に電車内の行動はひどいものだ。
?大声で話し、大声で携帯を使う。
?座席で足を組み、前に立った人に靴が当たっても無視。
?とにかく周囲への迷惑は一切無視する。
?優先席で携帯をいじり回し席を譲る気持ちはゼロ。
?駆け込み乗車はするなという放送は無視し走りこむ。
?エスカレータでは歩くなと言う案内は無視し片側を開けて歩かせる。

周囲からは「下手に注意すると殺されるから止めろ」と言われるので我慢!・・・。
事実ごく最近も学生の行動を注意した男性が殺されかけた事件が起きている。
だから電車には乗りたくないが移動手段としては便利であり、駅までの往復含めて歩く
(リハビリの)ためにも役立つので、外出には電車が欠かせない。
日本で生活をする上ではこれをどうしたらよいのだろうか?
教えていただきたい。

反面、日本のバスでの乗車マナーは素晴らしい。
そしてバス運転手の姿勢がよい。これだけは上海と反対に考えて行動すればよい。
●上海のバスは、前の乗車口から乗り後ろから降りる。日本(横浜だけかもしれないが)
のバスは、前後反対である。
すなわち運転手が、降りる人の全てが降りたかどうか確認してから出発できる。
●上海のバスは、次が降りる停留所だと分かったら(バスが走行中でも)直ぐに下車口に
移動しドアの前に並ぶ。そうしないと降りたくとも平気で通り過ぎられてしまう。
日本では停留所に着いて止まってから席を立って出口に向かえと運転手に指導されるので
安心して降りられる。
●上海のバスでは、優先席が有ってもほぼ無視だし、老人に席を譲ることは電車に比べて
少ない。
日本はバス内での席の譲り合いも立派であるし、優先席も健常者や若者はめったに座らない。

なぜ電車とバスでそれほど異なるのか分析した。
相違がでる主要因は乗客の違いであろう。
上海のバスは、庶民の乗り物。
日本のバス乗客は、比較的に老人が多く昔の日本人魂をわきまえている人が多い。
上海の電車は、どちらかというとビジネスマン(中流以上)の乗客が多いが、日本の電車の
乗客は学生も含めて多種多様である。

すなわち、日本の学生や庶民は上海の中流層よりも劣るが、老人層のマナーはまさっていると
いうことであり、いくらか救われる気分となった。

余談だが、上海も日本も駅構内や周辺は禁煙であることは同じである。
上海のそれは厳しく罰金を取られるためか比較的守られているが、日本の横浜は全く駄目である。
横浜駅西口に一か所だけ喫煙室がもうけられており、中で10人ほど喫煙できるようになっている。
しかし、その周辺の歩道は全てが喫煙所となり吸い殻が捨てられている。
喫煙室が満員だからあるいは、臭いからということで、道端で吸っているのである。
近くに交番があるのだが警察は見て見ぬふり。
そんな細かいことで、あんな頭がおかしな野郎に関わりたくないということだろう。

警察官に道を聞くと丁寧に教えてくれることは日本の特徴かもしれません。
しかし、事件を未然に防ぐための行動、市民を守るための行動と言うことではどうでしょうか?
マダマダという気分です。

少々エスカレートした話ですが、昨今の日本企業のモラルの低下は歯止めなしです。
検査したふりをするだけやデータねつ造、そして粉飾決算で経営者のゴマをすり、株主やお客の
ことは無視した経営を平気でしています。
上司だけを見た経営の限界はすぐにくることは誰でも分かっていることです。
しかし、分かっているが止められないという日本企業の悪しき習慣はいつ治るのでしょうか?

心配だなー。

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佐藤忠幸/Sato Tadayuki 
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