メールマガジン

上海レポート4月号(帰国)

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆┃(公社)いわき産学官ネットワーク協会News  2016.05.06       
┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃  「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃  佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
(公社)いわき産学官ネットワーク協会アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」4月号をお届けいたします。

==========================================================================

◇上海レポート4月号(帰国)◇

上海レポート4月号と書きながらすみません、5月に書いています。
実は4日から日本の横浜です。
今年に入って上海引揚げを正式に決意し退去準備を開始しました。
2月下旬になって大家さんにも通知し、各所に手配し退去の準備に入ったのですが、イヤー大変ですね。
上海生活16年間(途中1年間は蘇州)の垢やゴミが満杯です。
特に最後のアパートは8年間も住んでいたのでモノに溢れています。
予備室など広い空間があったため何でもかんでも「取り敢えず」としまい込んでおり、いざ退去となったら大変な騒ぎです。
「普段から整理・整頓をしなさい」と教えていながら情けない話しで申し訳ありませんがそれを中心として報告いたします。

【モノの整理とアパート退去】
<図書>
最初に行なったのが数百冊にのぼる図書の整理
古本屋を呼んで、全てを買ってもらえば最も簡単だが、自分にとっては貴重なこだわりのある本ばかりである。
「外観だけで買われるところには売りたくない」
ということで本を分類しそれを最も愛読してくれるだろうという知人に配り、残りは知り合いの医院に図書コーナーを作ってもらい、どかっと置いてもらった。
もちろん、反中、嫌中に関する本は廃棄した。

<業務用資料>
次に困ったのが膨大な資料。
色々なお客様や参考資料が書棚2本にぎっしり詰まっていた。
実はこれだけは今年に入ってから整理し始めた。
もう2度と読まないだろうというものは廃棄、読み返しそうなものはスキャンして電子データとして保管していた。
これをやりだしたら、その判断時間が物凄くかかった。
したがって悩まず、捨てるかスキャンするかどちらかにパッパと決めて整理し始めたらあっという間に書棚は空になった。
数千枚あった名刺も同様にして処分した。
最後に、その紙とフォルダーの処分は掃除のオバサンにお願いしたがその量は軽トラック軽く1台分はあっただろう。

<お琴>
家内が頻繁に上海へ来てもらうには、日本で長く続けている趣味のお琴の練習が上海でもできることが必要であった。
そのため、上海には14年前にお琴を苦労して運んでいた。
これを日本へ持ち帰るには破損が怖いし、その費用がものすごいことになる。
したがって、お琴を愛する方がいれば格安で譲ろうとしたが、意外に見つからなかった。
無料なら頂きたいとの希望者がいたことはいたが、いずれも日本風ビジネスを売り物とした和室に飾りたいというもの。
「弾かないのであれば有償です」と言ったら買えないとのこと。
そのため、いろいろな手段で探したが希望者は見つからなかった。
最後に知人の勧めで日本人学校に寄贈を申し出たら、副校長自らすぐ取りに見えた。
教員も弾くそうだが、これからは生徒にも課外授業で教えたいとのこと。
意外なことでお役に立ててよかった。

<事務機器・事務用品>
我がアパートは事務所兼住居であるため、これが意外に多い。
まず、コンピューターはノートブック型とデスクトップ型がある。
デスクトップは長年お世話になった中国人に娘さん用として差し上げた。私用に使うには大容量すぎるが仕方ない。
この中のデータを移し、かつその後空っぽにするのに予想以上に時間がかかった。
思い返すと、その中国人と交流し始めた時は、彼はまだ独身だった。その後結婚し、生まれたのがこの娘さんである。あの娘さんがもうパソコンを使う時代かと隔世の感がする。
このデスクトップ型は2代目だが、初代はPC会社に引き取ってもらっており、その時にデータの移し替えと破棄処分をしてもらっており助かった!

ノートブックは中国では4代目だが古い機械の処分に困った。結局、信頼のおける古道具屋に渡してデータ廃棄処理をしてもらい、現役の新しいものは日本へ持ち帰った。
プリンターやFAX機、電気スタンド、電卓などはそれぞれ興味のある方に引き取っていただき、残りは古道具屋へ。
スキャナーは名刺整理もできるし、優秀なソフトが付いているので持ち帰った。
その他は、ファイルホルダー、コピー用紙、筆記具、スタンプ台、ホッチキス、クリップ各種、鋏、カッター、など気がつくと大量にある。
大部分は、知り合いのコンサルタント会社に引き取ってもらい、残りは掃除のオバサンに処分をお願いした。

処分とは、オバサンが使う、売る、リサイクル品として捨てる、ゴミとして捨てる、の四択をお任せするということである。

<電化製品>
これも16年間の垢ばかり。
コタツ、ブルーレイプレイヤー、VTR、日本式電気釜、温風ヒーター、扇風機(2台)、アンカ、電気敷き毛布、ヘヤードライヤー、各種トランス、・・・・。よくも集めたものだ。
もちろん、この他の例えばTV(居間用と寝室用)、DVD、エアコン、アイロン、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、など大家が据え付けた電化製品は大量にあるが綺麗にして戻すだけでよい。
コタツは、最初は日本人に聞いたが欲しがる人は居るが出向者の多くは先輩から引き継いでいたし、短期出向の方には意味が無い、また現地採用の方は引越しが多く邪魔とのこと。最後に日本で学生時代を過ごした中国人夫妻が「懐かしいー」と喜んで引き取ってくれた。
その他のモノは、掃除のオバサンに処分してもらった。

<食器・炊事道具>
私は原則自炊であるため、この道具は豊富にある。
日本での炊事生活を知っている方には貴重なものもある。例えば汁椀や卵焼機や土鍋など、中国にも類似のものはあっても一味違うのである。
それらをガラクタとして処分するには惜しいので日本で生活したことがある中国人女性に貰っていただき、それ以外はオバサンに処分をお願いした

<寝具類・衣類その他>
寝具類は、夏冬の布団や毛布、タオルケット、シーツ、枕およびカバーなど大量にあるが全ての処分を掃除のオバサンにお願い任せした。
四季ごとに、洗って交換するのはオバサンだから良し悪しの判断力は私以上だろう。
衣類は、つい最近作った背広以外は捨てることとした。
これが大量であるため、これも掃除のオバサンにお願いした。どうやら寝具と合わせてリサイクル品として処分してくれたようだ。
その他の紙類や金属類は幾らかで売れたようである、もちろん売却代金はオバサンに差し上げた。

余談だが、この掃除のオバサンは知人からの紹介で12年前からアパートを引っ越してもずっと通ってもらっている。
当初は週3回各2時間だったが、途中からオバサンの都合で週2回となったがよくやってくれるし信用がおけるので続いている。
やってもらっている業務は、掃除と洗濯、アイロンがけが主たるもの。
ワイシャツのクリーニング代プラスαの費用で済んでいる。
おかげで私は、洗濯機の使い方は未だに知らないし、掃除機やアイロンは使ったことが無い。
とにかく、最後の週は3回来てくれ、帰る時間になると息子さんに自動車で来てもらい大量の荷物を積み出してくれていた。

その他に産業廃棄物処理屋、古道具屋、海外宅配便、友人知人等々毎日の様に引き取りに来て貰い、月末になってやっと全てが片付いた。

日本に持ち帰るモノは宅配便で送ったものを含めて、何とか100Kg以内に収まった。
ちなみに宅配便は2日間で届き、中国内の遠距離宅配よりも早いのには驚いた。
引越し便に比べて、費用は1/10程度で期間は1/5で済む。おまけに両国とも税関検査無し。
この違いは何だろうかなー。

【気がかりな詰まらないこと】
上海を去るにあたって気がかりがいくつかあるが、その中でツマランことだが最も大きいのが次の3つである。
①隣の部屋が未だ改装中。
②アパート通用門横のレストランが未だ開業せず。
③スポーツデポがとうとう閉店。

まず①隣の部屋。
当レポート11月号で報告したごとく、隣の部屋が11月から改装中でうるさかったが、未だに終わっていない。
ドアには「工事期間は11/16~3/16まで」と書いてあるが、4月30日現在で未だ工事中である。
仕上げの段階らしく音は小さくなったがどのような人が住むのか、何故工事期間が1.5倍の半年もかかるのか不思議で、気になってしかたない。
日本なら一軒家が建ってしまう期間なのになー。

通用門横のレストランは、内装が終り看板も掲げられて半年、未だ開業しない。
しかし、3月末には従業員に制服を着せトレーニングを開始した。
時には宣伝を兼ねてかレストランの対面にある公園にテーブルを並べて屋外トレーニングもしていた。
お茶やビールの配り方注ぎ方、食事の配膳方法などを公衆の面前で繰り返し練習していた。
これなら直ぐに開業だなと思ったのだが・・・・・。
それから一月、未だ開業の気配が見えない。
本格的な麵専門店のようで、帰国前に一度ためしてみたかったお店であるので極めて残念である。
思い返せばこのレストランの改装が始まって1年半経った。
どうなったのだろうか?

スポーツデポ とうとう閉店
ご近所のスポーツ用品やゴルフショップのお店で、売っている商品のタグの大部分がメイドインチャイナも含めて日本語なので不思議に思っていたところ、日本が経営するお店だったとは当レポートの12月号で報告したとおり。
品物は良いが値段は日本よりも高いのは既報どおり。
しかし、サービスはいま一つであり、心配していたが、その心配どおり閉店となった。
中国でも高いものを売ろうとしたら、「品質とサービス」が絶対に必要である。
アピタやユニクロはそれを実践しているが、スポーツデポは品質だけだった。
私ですらそこが日系のお店だと知ったのは開店して数年経ってからである。
それほど中国系と優位さが無かったと言うわけ。
極めて残念なことである。

とうとう16年住み慣れた上海からさよならをしました。
この2週間は送別会が続き嬉しい限りですが、体重が3Kg増えてしまいました。

しかし、日本へ居を移しても仕事を辞める訳ではありません。
精神的には、まだまだ日中の架け橋として困った日系企業の助力を続けたいと思っていますが、中国にいないコンサルタントなど「単なる評論家」でしょうから出来ることには限界があります。
それでも16年の経験を活かした何かを続けたいと考えていますが、その為には体力が重要だと家内から叱られました。
何とか頑張って、趣味と仕事の両立をはかっていきたいなと思っています。

なお、上海レポートは報告漏れが沢山ありますのでもう暫く続けさせていただきます。
引き続きご愛読のほどお願いいたします。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
佐藤忠幸/Sato Tadayuki 佐藤中国経営研究所
 電話:045-771-1745 携帯電話:080-5467-4187   
 E-Mail: tada-sato@mvb.biglobe.ne.jp
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^~
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃発行元:公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会(ICSN)事務局  
┃住  所:〒970-8026 福島県いわき市平字田町120番地
┃     LATOV6階 いわき産業創造館内
┃TEL    : 0246-21-7570      FAX    : 0246-21-7571
┃E-mail : iwaki-sangakukan@bz01.plala.or.jp 
┃URL   : http://www.iwaki-sangakukan.com
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃※配信の登録、及び解除については、こちらからどうぞ↓
┃ http://www.iwaki-sangakukan.com/m_magazine/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会
〒970-8026 いわき市平字田町 120番地 LATOV6F いわき産業創造館内
TEL:0246-21-7570  FAX:0246-21-7571 E-mail:iwaki-sangakukan@bz01.plala.or.jp
Copyright (C) ICSN All rights reserved.