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上海レポート9月号(我が街)

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┃◆┃(公社)いわき産学官ネットワーク協会News  2015.09.27       
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┃  「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃  佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。

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 現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
(公社)いわき産学官ネットワーク協会アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」9月号をお届けいたします。

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◇上海レポート9月号(我が街)◇

上海はすっかり秋めいてきました。
エアコンはほとんど使わずに済み、扇風機もほんの時々使うだけと随分過ごしやすくなりました。

日本では19日から5連休のようですが、中国も今年の9月は連休が数回有ります。

まず、26日(旧暦8月15日)から中秋節連休となります。
そのため、市内のスーパーやデパートに行くとどこも月餅が山のように積まれています。
ご承知のように中国では、中秋の名月を月餅を食べながら愛でるという習慣が(昔は)ありました。
今では、月もほとんど見えないし甘いものも好かれないようです。
したがって、自分が食べるためとしてはあまり買わず、ほとんどが贈り物用です。
そして、昨今の汚職防止策により、高級なものの売れ行きはガタ減りだそうです。

10数年前の東南アジアのチャイニーズの間では、ムーンケーキフェスティバルと呼んでムーンケーキ(月餅)をやりとりしていましたが今はどうかな?
私がマレーシア駐在時代の月餅は、甘さを抑え木ノ実がたくさん入った美味しいものでしたので日本やシンガポールにお土産で買って行って大変喜ばれたものです。
何故か懐かしい味です。

今年の9月3日は□○記念日という大行事です。
全国を3連休にしてパレードその他を大仰にやっていたそうです。
用心のためこの日は一切外出を控え部屋でじっとしていました。
後から数人の上海人に様子を聞いたところ(少なくとも)上海では何もなく穏やかな連休だったそうです。
またある人は「そんなこといつまでやるのかなー」と呆れていました。

続けて、10月1日から7日までは国慶節休暇で、春節についで重大な国家行事です。
なお、国慶節は西洋暦で毎年日にちが決まっている珍しい休日です。
10月1日は現在の中華人民共和国成立宣言をした記念日ですから毎年同じであるのは当然ですね。
滅多に無い7連休ですので中国中何処へ行っても大混雑です。
私は、それを避けて日本へ脱出するのが定例となってしまいました。

そんな中から街の話題を報告します。

【地下鉄車内風景】
先週は地下鉄に2回乗ったら2回とも席を譲られた。
それにしても上海人は上手に席を譲る。

余談だが、日本人が云う先週とは13日(日)から19日(土)のことを指している。
しかし、中国のカレンダーは月曜日から始まるので、今週は14日(月)から始まり今日20日(日)が週末。
だから今日から云うと、14日(月)は、日本人は先週と云い、中国人は今週と云う。
月曜日を中国語では週一と云い、火曜日は週二、順次増えて土曜日が週六、最後の日曜日を週日と云う。
だから、何か約束事をする時は、来週とか今週とか言う場合は日にちも含めた言い方をしないと誤解をした約束をすることが有る。

話を戻して、先週乗った地下鉄車内に2回も物乞いがいたのには驚く。
ちょっと前なら当たり前の風景だったが、最近は取締りが厳しいらしくあまり見ない。
2組とも小さな子連れ、しかし本当の親子かどうかは怪しいものだ。
子供は多分借り物だろう。
空缶を、カタカタ言わせながら銭を入れてくれと目の前に差し出す。
地方から来たらしき人が小銭を一摘み入れる姿が目を引いた。
上海人は「絶対に」という程、恵んであげない。
ケチだからというのではなく、そういう稼ぎ方と「乞食が生まれないはずの社会主義の国なのに!」と腹を立てているのである。

この調子なら1日300元以上稼げるのではと推測。
これは上海人の平均賃金を上回っている。
ただし、仕切っている親分に何割払うのかな?
母親役?の女性は、車内では「いざリ足」で膝で歩き同情を誘うように努めていた。
ちょうど私と同じ駅で降りたので見守っていたら、スット立ち上がり子供を急かしてスタスタと歩き去った。
想定内ではあるものの少々ガッカリした!

【隣のレストランがまた変わった】
私のアパートがある通りは、大きな商店街や駅からは中途半端な距離にある。
そして、高速道路の関係で近くの大団地が6年前に消えてしまった。
その為らしく、我がアパート付周辺の商店の入れ替えは凄まじく、1年で50%入れ替わるだろう。
唯一長く続いている店は、私ご愛用の床屋だけである。

アパート通用門右側のレストランも例外なく毎年の様に入れ替わっている。
喫茶店兼雀荘、中華風軽食、西洋風軽食、韓国風焼肉、その他忘れるほど変わっている。
繁盛するかどうか様子見し、今度こそ利用してみようと思った途端に店じまい。
結局、隣でありながらどの店も一度も行ってない。
みんな、本当に諦めが早いなー。
まあ、赤字が大きくなる前に止めるのは好いことだろうが、古い日本人の私から見ると投資の無駄のように感じて仕方ない。

しかし、現在内装工事中の店は、過去の店とちょっと様子が違う。
内装中と書いたが、外装も変えている。
清朝末期の雰囲気の入り口や生垣の整備もしており本格的中華料理のお店らしい。
実は、この報告は7月にもしたかったが完成してから報告と思っているうちに9月になってしまった。
エアコン工事も終りいつでも開業できるはずだが店員はゼロ。
訓練開始も未だまだであり、この分だと10月に開業できるかどうかも疑問である。

【ホテルが5軒も】
近所を散歩して驚いたのは、周辺にビジネスホテル、ユースホステル併せて5軒もあったこと。
元々2軒は知っていたが5軒に増えるとは思わなかった。
たぶん、中環状線道路近くすなわち都心部と郊外との境目であり、駅から徒歩圏内の割に地代家賃が安いのが理由だろう。
上海でありながら、大部分が100元以下という安ホテルが中心である。

ところで中国語でのホテルの呼称は多数ある。
呼称を格の高い順に表すと次のとおり。
 ①賓館、大酒店・・・高級ホテルの呼び方最上格。
 ②大飯店・・・高級レストランでもホテルでも両方で使われる。
 ③酒店、飯店・・・主にレストランの呼称であるが、ホテルに使う場合もある。
 ④旅館、旅店・・・民宿に近い安いビジネスホテルか商人宿。
    部屋ではなくベッド単位で使用することもある。
 ⑤青年旅舍・・・英語が通じる外国人向けのユースホステル。

我がアパート周辺のホテルは全て④か⑤。
したがって、地下鉄駅からスーツケースをゴロゴロと引張ってくる泊まり客らしき人と度々出会う。
ホテルの性格からか、宿泊客で最も多いのは若い中国人。
次に多いのが西欧人のようだ。多分ユースホステル利用だろう。
こういう安ホテルに泊まる客の大半は地下鉄やバスを使って移動している。
日本人はもっと高い①~③のホテルに泊まるようであり、移動手段はタクシーばかりである。
まあ、その方が安全かな?でも・・・・。

【日商倶楽部と日本人学校】
街の話題からは外れるが「日商倶楽部」と云う日本人団体が中国主要都市にある。
中国で各種セミナーを開催するときには、ここの後援を頂くことが多いので紹介しよう。
日商倶楽部とは、日本人クラブと日本商工会を兼ねた団体であり、最も重要な設立目的は日本人学校の経営である。

余談だが、海外にある日本人学校は私立であることをご存知だろうか?
大部分が日本人クラブや日商倶楽部が経営しており、費用は企業等からの寄付と入学金・授業料で賄われている。
したがって、日本人駐在員の子供が入学するには多額な寄付金と授業料が必要。
私の記憶では、上海の日本人学校では年間数百万円必要であった。
したがって、日系企業は家族帯同の赴任条件でそれらの費用を会社負担としている例が多い。
なお、義務教育の教科書は各領事館から無償配布されている。
お国は教科書にだけ義務を果たしているのである。

私がマレーシア駐在時代は、日本商工会と日本人クラブの両方があった。
日本商工会には、私も加盟し電気通信産業部会に所属して年6回の勉強会に参加していた。
日本人クラブには、家族帯同で赴任した人の大半が加入している。
各種サークル活動やカルチャースクール、そしてボランティア等が頻繁に行われており日本人学校もここが経営していた。
私は単身赴任であるため加盟はしなかったが盆踊りなど各種行事は参加していた。

中国では、政府からの一国一団体という制約がある。
このため、日本人クラブと日本商工会の両方は認められず、合体した日商倶楽部だけが認められている。
しかも、長い間北京の日商倶楽部しか認められなかった。
各地方都市の倶楽部は闇組織だったのがやっと10年ほど前に各地域で日商倶楽部の設立が認められ日本人学校の運営も堂々と出来るようになったのである。
しかし、活動内容には今でも様々な制約があるのは当然である。

【セミナー無断キャンセル多し】
先月にお知らせしたとおり16日に蘇州で日本人向けセミナーを開催した。
一般財団法人 海外職業訓練協会(OVTA)が主催したものであり今年2回目。
セミナーのテーマは「コンプライアンス重視の経営をしよう」。
蘇州日商倶楽部の後援もいただき、その広報媒体も利用させていただいたおかげで早々と定員30名となった。

蘇州で開催した理由は2つ。
理由の一番:蘇州は、上海に比べてセミナーが少なく情報に飢えている。
理由の二番:蘇州日商倶楽部の後援を受け、広報活動して頂ける。
・上海の日商倶楽部が別段冷たいわけでは無く、上海はセミナーの類が多すぎるからである。

応募者は早々と定員となったため広報活動は手控えた。
しかし、当日になってのキャンセルが1名、無断キャンセルが6名すなわち20%もの人が来なかった。
これが、日本人向け無料セミナーの実態である。
(事務局が気がきいていればそれを見込んで公報を続けていただろうが)
セミナーが有料でありキャンセル料が必要なら代わりの人を出すだろう。
その人の為に参加機会を失った人のことを考えているのだろうか?

無断キャンセルする人にこそ「コンプライアンスを意識しろ」と聞いて欲しかったセミナーです。
どうせ無料だからと、無断でキャンセルするとはマナー以前の問題ですね。
日本人にあるまじき行為です。古いかな?
しかし、そのような好い加減な態度で仕事をしていては中国人部下に尊敬されません。
また企業の高級幹部や経営者が勤まる訳がありませんよね。

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 佐藤忠幸/Sato Tadayuki
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