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2015年2月 アーカイブ

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┃◆┃(公社)いわき産学官ネットワーク協会News  2015.02.28       
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┃  「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃  佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。

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 現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
(公社)いわき産学官ネットワーク協会アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」2月号をお届けいたします。

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◇上海レポート2月号(団地風景雑感)◇

中国の旧正月(春節)休暇も24日までです。
ただし、旧正月の行事は元宵節でほぼ終わります。
元宵節は旧暦元日から数えて15日目であり旧暦最初の満月の日、今年の場合は3月5日です。
元日は字を見てもお分かりのように太陽を祀る日ですが、元宵節はお月様を祀る日です。
この日はやはり花火で大騒ぎし、餡入りの団子を食べます。

この時期は中国の何処へ行っても観光客で大混雑ですし、TVはバカ騒ぎ番組ばかりですので日本へ避難しております。
したがって、今月は日本から上海事情を報告しております。

冬はつい部屋に閉じこもりがちですので夕食後の散歩を心がけ始めました。
しかし、街は年末年始で混雑しており、暗い街を歩くのは少々怖いこともあり、夜に私のマンション団地内を探検しながら歩き出しました。
今月は、そこを散歩して発見した嬉しい新事実をいくつか報告いたします。

<<14階建てマンションの15階に住む>>
私が住んでいる団地は、10年ほど前に建った。
15階建て~22階建てが20数棟建っている大団地である。
たぶん、5,000人以上は住んでいるのであろう。
私はそこに7年ほど前から住んでいる。
ちなみに、大家さんはマンションが建てられる前から当地に住んでいた。
このマンション団地が建てられる時に退去させられ、その補償として88平米と150平米二つの部屋をもらったそうだ。
その内の88平米2LDKの部屋は大家さん一家が住み、150平米の部屋は親と妹夫婦が住んでいた。
大家さんが転勤で遠くに越したため空いた88平米を貸しだし、私が借りたというわけである。
家賃の「領収書無し」という条件で格安に住まわせてもらっている。
 
私の棟は15階建てで、私はその最上階の15階に住んでいる「つもり」であった。
部屋番号は1504室である。
しかし、最初におかしいなと思ったのは転居してまもなく起きた四川大地震である。
上海でも15階以上に住んでいる人は揺れを感じて大騒ぎになったそうだ。
ところが、私は15階に住んでいるはずなのに何も感じなかった。
さらに数日後、エレベーターで不思議なことに気がついた。
エレベーターには、行き先階のボタンが左右2列に並んで付いている。
そのボタンの数が左右同じ、すなわちフロアー数が偶数ということ。
15階建てなのに何故偶数?!あらためて調べたら14階が無い!どうして?

上海人に聞いたところ、次のお答え。
「14は、"要死"の発声音と同じで皆さんが嫌がるからだよ」
「1」の発声音は2つあり、①イー(yi)、②ヤォ(yao)通常は②のヤォ(yao)を使い、ヤォは「要」と似た発声音。
「4」の発声音は、シー(si)、「死」と似た発声音。
すなわち、14=要死=「死にかけている」とか「死ぬべきだ」という意味。
私は、「14階建てマンションの15階に住んでいる」ということ、何か変だなー。
ただし、中国でも全てのビルで14階が無いというのではない、13階も同様。
余談だが、いつも通っている横浜のある大病院の診察室番号には、4と9と13が無い。

<<我が団地に空手道場ができた>>
我が団地の出入り口は3つある。
天山路、双流路、哈密路と3本の道路に面してそれぞれ門がある。
私の棟は団地の最西端であり哈密路口に近いため、そこばかり使っている。
天山路口は、中途半端な位置にありしかも、人と自転車のみの通用門であるため滅多に使わない。
双流路口は、東端であり遠いためほとんど使ったことが無い。
最近始めた構内散歩によって、双流路口近くでいくつかの発見をした。

双流路口近くに、(元)管理事務所棟がある。
今は、半分が24時間営業のコンビニ、残りの半分がスーパーマーケットなどになっていた。
しかし、ある日、深夜だというのに奥の方が何か騒々しい。
建物の中ほどに奥に行ける通路があったので探検のつもりで入ってみた。
入って直ぐの大きな部屋に「空手道」という看板を掲げた大きな部屋があった。
深夜であるので閉まっていたが明らかに空手道場であり、何故こんな所に!と驚いた。
説明は全て中国語、中国人が練習に通っているらしい。
しかも雰囲気的に子供たちが多そうで、何か嬉しくなった。
別の街で「極真空手」道場をいくつか見たが授業料が高そうで子供には無理だなと思っていたからである。

さらに奥が騒々しいので行って見たら麻雀室だった。
中には小部屋が5つあり、内2部屋で麻雀真っ盛りだった。
真剣にやっているので私が覘いても目もくれずやり続けていた。
私が入っても、管理人はニコニコしているだけ。
深夜だが不思議なほど穏やかな雰囲気だった。
麻雀室の外は反対側の出口だったので外へ出た。

<<我が団地に「蛍雪ゼミナール」ができた>>
麻雀室の外に木造平屋建の(元)集会室がある。
このマンション団地が出来る前は(見ていないので分からないが)低層の市営住宅のような集合住宅があったようだ。
それは、(元)管理事務所棟とこの(元)集会室を見て想像できる。
(元)集会室は、数年前に見たときは地方の小学校の講堂みたいな雰囲気であった。
両方とも文化財的価値を見出して保存しているのであろう。
今回、窓から覘いて見たら講堂を仕切り教室のように変わっていた。
反対側が明るいのでそちらに回ってみて驚いた。

なんと、「蛍雪ゼミナール」の看板がかかっていた。
深夜であるが防犯のためか、玄関周りはこうこうと照明がついており内部がすっかり見えた。
玄関横には靴箱があり、日本語で「はいるときにはスリッパにはきかえ、ぬいだくつは、くつばこにそろえていれようね」という掲示物が貼ってある。
別のポスターには蛍雪ゼミナール命名の由来となった「蛍の光、窓の雪」の古代中国の伝説が詳細に日本語のみで書かれていた。

蛍雪ゼミナールは日本では有名な進学塾であるが、それが何故上海に?
後ほど問い合わせたが、冬休みで日本人先生がいないため詳しいことは未だわからない。
中国人事務員の言うことには、上海に出来たのは1年以上前、生徒も先生も全て日本人だそうだ。
子供たちが日本に帰った時に備えて勉強しているようだ。
この団地に日本人の子供がいるとは聞いていないので、近所のマンションから通っているのであろう。
今度は授業中の風景を見学したいものだ。
それにしても、文化財的な元集会室が、昔の日本にあった田舎の分校のようなよい雰囲気の塾に変わったのは嬉しい発見である。

<<団地で"のぼり"掲示を見た>>
1月号で、街中から下記の「のぼり」が消えたことを報告した。
 ① 愛国 敬業 誠心 友善
 ② 富強 民主 文明 和階
 ③ 自由 平等 公正 法治
しかし、団地の各出入り口付近にある電光掲示板にはそれが残っていた。
やはり散歩中に「今日のお知らせは何かな?」と見たら、通常のお知らせの後に、このスローガンがデカデカと映されていた。
何となく嬉しくなったが誰も見ない。


ところで、日本ではこの数週間ずいぶん色々な乗り物に乗ったがとうとう一回も席を譲ってもらえませんでした。
中国ではほとんど毎回譲ってくれるのになー。
高校生のチャラチャラ態度も気になります。
中高生が被害者となる残虐事件も続いています。
政治も野党のだらしなさと薄弱な愛国心が目立ちます。
何か心配な出だしの日本ですね。
日本こそ、中国で見た3本の"のぼり"を掲げるべきではないでしょうか。

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 佐藤忠幸/Sato Tadayuki
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