メールマガジン

上海レポート6月号

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆┃(公社)いわき産学官ネットワーク協会News  2014.06.22       
┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃  「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃  佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
(公社)いわき産学官ネットワーク協会アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」6月号をお届けいたします。

==========================================================================

◇上海レポート6月号(北海道へ行った)◇
上海は毎日30度前後という暑い日が続いていますが、ここ数日は梅雨の前触れか雨もよく降ります。
5月下旬から日本へ帰り、静岡県浜名湖、愛知県伊良湖岬そして北海道へと旅をし、6月10日に上海へ戻りました。
古希を超えると色々な記念行事も多くなる一環でしょうか。

帰国すると各種健康診断巡りで忙しいのですが、今回はそれに加えての旅でなおさら忙しい帰国でした。
今月は、上海ではなくその旅行を中心にレポートします。

伊良湖岬は学校卒業後直ぐに東京の会社へ入社した同期生5人組の集まりである。
当然同じ年齢。面白いことに、全員が自分の入社時社員番号を覚えていた。
同期生は100人以上もいるが、この5人はかつての麻雀仲間である。
ホテルに入ったら当然の如く麻雀開始。全員が昨年の集まり以来の麻雀であった。
しかし、麻雀の力は何十年経っても変わらないのが不思議だ。

伊良湖岬ホテル前の「恋路が浜」にはヤシの実で描いた巨大な絵があった。
ここは、島崎藤村の「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ・・・・」の詩の舞台である。
伊良湖岬は、愛知県南部にあり太平洋と三河湾を分けている渥美半島の先端にある。
太平洋に面しているからといって南方から椰子の実が流れて来るとはちょっと信じがたい。
しかし、周囲は亜熱帯植物に覆われ、景色は南方そのものであるのは確かである。
豊橋市出身の自分は、中学生の頃自転車で来たことやバス遠足で来たことを思い出した。
という懐かしい所である。

その2日後に、夫婦で北海道旅行に向かった。
恥ずかしながら、北海道は夫婦そろって初めての旅である。
若い頃に福島県相馬市へ転勤の話があり、東北から北海道への旅行は近いだろうとの勘違いで後回しにしていた。
(まあ、諸事情で相馬行きはキャンセルとなってしまったが)
したがって、九州や四国地方含めて西の方ばかり旅行していたのである。

何故今さら北海道?
日本で行ったことが無い県は北海道と沖縄のみであるため生きている内に是非にというのが一つ。
そして、会いたいあるいは会うべき知人がそろそろよいお年だからである。

北海道には札幌と旭川そして留萌市に知人がいる。
北海道へ行ったらあそこにもここにも行きたい、誰それとも会いたい、と考えていたがイザ行こうとして調べたらその広さに唖然とした。
この年で初めてのところで、レンタカーの旅は危険だろうし、電車バスで移動しようとすると、とにかく時間がかかる。
そして本数が少ない。JR北が大赤字なのはよく分る。
そこで、観光バス付き、ホテル付き、食事付き、もちろん羽田からの飛行機代込みのツアーを探した。

調べて驚いたことに、6月の旅費はべらぼうに安いのである。
7月や8月の半額程度で、往復飛行機、添乗員バスガイド付き観光バス、ホテル代、食費全て込みの
料金のツアーがあった。
3泊4日の道南の旅、その最後の1泊を留萌市に変更して出かけたのである。
もちろん、ツアーの途中をキャンセルしても料金は戻らないがそれでも安い。

6月4日朝、羽田を起ち函館に向かった。
ここでガイドや添乗員と合流し函館観光である。
観光バスの客は42名と満杯。時節柄、当然中年以上の方ばかりである。
函館は、横浜や神戸と極めて似た雰囲気の街である。
やはり日本最初の開港都市、異国情緒にあふれている。
そして五稜郭もよく残っている。
余談だが、五稜郭展望台に土方歳三と共に新政府軍と戦った大鳥圭輔(介)のことが書かれていた。
彼のことは大部分の方は知らないと思うが、我が町 横浜市金沢区富岡町に彼の別荘跡があるのが有名。
とは言っても歴史好きか金沢区の人にしか知られていないだろうが。

函館から見る青森県はなかなかのもの。
しかし、何といっても素晴らしいのは海産物。
レンガ倉庫跡の魚屋はとにかく豊富で美味しい!
ソイ(北海道の鯛と云われる)やアブラコ(関東ではアイナメ)そしてシマエビの刺身は初めて食べたが、どれも素晴らしい。

この日は函館市内の「湯の川温泉」に泊まった。
夕食後函館山からの「100万ドルの夜景」見物へ、まさに100万ドルの価値有り。
もっとゆっくりと鑑賞したかったが、バスの駐車時間が30分しかないそうだ。

5日は、まず松前に向かった。
最北端の城郭、松前城は思ったより小さなお城だ。
開花時期であればさぞやと思われる桜の木ばかりのお城である。
お城からの津軽海峡は素晴らしい。「津軽海峡冬景色」を思い出した。
城中の展示物の多くはアイヌ関係であった。
松前城が出来た当初のこの地は、アイヌの国であり松前藩は占領地での抑え役を担ったのであろうか。
五稜郭が函館の開港したことによる外国への備えであったように・・・・。

午後は、江差追分で有名な江差町に行った。
失礼ながら、ど田舎のイメージでいたが大間違い。
ニシン御殿や江差追分会館などがある。
江差追分会館では江差追分の名人からそれを聞くのが本命で、それも勿論感動物である。
しかし驚いたのは会館の中にあった山車展示室。
江差には、京都や唐津の山車と同じかそれ以上にも見える豪華なそれが13台もあるそうだ。
その内の3台を飾っているのであるが、何でこんな田舎に?
それだけ、昔はニシンや北前船でこの街も栄えたということであろうか。

日本海側の江差から、太平洋側の今夜の宿、洞爺湖温泉へ向かった。
途中、山や海が見え隠れし、広大な牧場も見えた。
洞爺湖の向こうには残雪豊かな羊蹄山がくっきりと見えた。
そして後ろにそびえる昭和新山は、荒々しい景観を見せてくれた。
典型的なカルデラ湖である洞爺湖畔にたつホテルの前(湖上)では食後に花火大会。
なるほどこれが北海道か!!という一日だった。

6日はツアーの一行とは別行動で留萌市へ行った。
妻の叔母夫妻にお会いするためである。
お会いするのは数十年ぶり、80代の半ばであるがお元気そうでよかった。
洞爺湖温泉からバスと鉄道で札幌に、そして鉄道2つを乗り継いで留萌市へと6時間かけて行った。
ただし、途中札幌で2時間過ごして北海道大学の学園祭も見物した。
しかし、わずかな移動と思っても半日以上かかり、本当に「舐めるな北海道!」だ。

叔母は、妻と同じく東京出身である。
若い頃に旅行で北海道へ来たおり急病になったのを面倒を見てくれたのが今のご主人(叔父)でいつの間にか結婚したそうだ。
60年も前の話だから留萌市ももっと栄えていたそうだが、北海道へ行くと言えば青函連絡船の時代である。
よくも東京から出て来たものだ。
留萌市はこの数十年で人口は半減したそうだ、シャッター通りが多いのは致し方ないか。

夕食は、叔父が世話をしたという民宿兼海鮮料理店にご案内いただいた。
思いつく北海道名産の魚介類の全て(例えばタラバガニ、ウニ、ホタテ、ボタンエビ・・・・)が次から次と刺身や煮物、焼き物で出てくる。
到底食べられる量ではなく、かなりのものを包んで頂いた。
叔母が勘定場でもめていた。
後から何かと聞いたら「請求が安すぎる」と言って怒っていたのである。
もめ事の種類が我々と正反対だ。

7日は留萌をバスで出て札幌に向かった。
札幌駅にて鉄道に乗り換え、今度は新千歳空港で添乗員と再会し、帰りの航空チケットを受け取る。
実は親切丁寧な添乗員に留萌でお土産を買ったのだが、留萌発のバスに忘れてきてしまった。
そのことを添乗員にお話したら、「そんなのいいですよ、もし戻ったら皆さんでどうぞ」と言い残し、4日出発点の函館に向かった。
残念だがバス会社に電話して自宅に送っていただいた。
北海道は皆さん親切で優しい。
景色もよいし食べ物も美味しい。
絶対にまた行こう。

気になったことが一点。
北海道の人と話していて本州地域の話になると「内地では・・・」と言う方が多いこと。
九州や四国で本州のことを「内地」とは聞いたことが無い。
沖縄ではそのように言っているのをTVで聞いたことがある。
沖縄は一時的にアメリカになったこともあるので致し方ないが、北海道でどうして?
松前城で見たアイヌ民族展示が関係しているのかな?

そして再認識したことは北海道には中国人の観光客が多いこと。
ホテルだけでなく、バスや鉄道でも出会った。
そして、全てが中国で見る中国人とは全く違う、よきマナーの人ばかりだった。
どうして中国に戻ったら「しつけ」ゼロの国民になってしまうのだろう。
しかし、我慢強く教えれば出来ると云う見本でもある。


10日に上海へ戻りましたが、飛行機は中国国際(CA)で旧型の小さな飛行機です。
羽田-北海道の往復は全日空(ANA)で最新の大型機であり、乗員数はCAの2倍ぐらいでしょう。
そしてサービスが全く違います。
CAのCA(スッチー?)は、サービス精神ゼロです。
「日本人でも乗せてやるんだから我慢しろ!」という態度に見えます。
(もちろん、本人にはそんな気はなく私の被害者意識でしょうが)
機内放送も日本語はゼロ。数十年前のサービス水準に戻ってしまいました。
いつの間にそんなことになってしまったのでしょうか?

北海道は日本の最北の地です。
ほんの一部を見ただけですが私が知っている、いつもの日本とは景色も風土も異なる大きな経験をしました。
本州との物理的な距離以上の距離感を感じました。

そして、それが中国との関係かもというのがちょっぴり見えた気がします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 佐藤忠幸/Sato Tadayuki 
 E-Mail: tada-sato@mvb.biglobe.ne.jp
 SBF.HP::http://www.sbfnet.cn/
 HR研究会HP:http://www.sh-hra.cn/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃発行元:公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会(ICSN)事務局  
┃住  所:〒970-8026 福島県いわき市平字田町120番地
┃     LATOV6階 いわき産業創造館内
┃TEL    : 0246-21-7570      FAX    : 0246-21-7571
┃E-mail : iwaki-sangakukan@bz01.plala.or.jp 
┃URL   : http://www.iwaki-sangakukan.com
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃※配信の登録、及び解除については、こちらからどうぞ↓
┃ http://www.iwaki-sangakukan.com/m_magazine/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会
〒970-8026 いわき市平字田町 120番地 LATOV6F いわき産業創造館内
TEL:0246-21-7570  FAX:0246-21-7571 E-mail:iwaki-sangakukan@bz01.plala.or.jp
Copyright (C) ICSN All rights reserved.