メールマガジン

2013年11月 アーカイブ

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆┃(公社)いわき産学官ネットワーク協会News  2013.11.30        
┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃  「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃  佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
(公社)いわき産学官ネットワーク協会アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」11月号をお届けいたします。

==========================================================================

◇上海レポート11月号(新聞報道比較)◇

最近は暖かいのか寒いのかさっぱり分からず本当に服装に困ります。
先週までは街に出ても、半そでTシャツ姿からコート姿まで色々です。
ところが、今週からは急に寒くなり、週末は1℃まで下がるそうです。
半分しかしていなかった箪笥の衣替えを、本日あわてて終えたところです。

ところで、私は中国の新聞はあまり見ません。
何故かというと面白くないからです。
しかし、飛行機で中国内移動の時は畿内や待合室で最低3紙は見ます。
読まないのか?読めませんよ、見るだけです。
そんな中からレポートします。

国内線機内で見られる新聞は平均して4種。
日本でいうところの夕刊新聞のサイズで、16~32ページ。
ただし、無料新聞のせいか半分は広告である。
日本に関する記事は4~6本と、韓国関連の記事に比べて2倍。
中身は相変わらず日本批判中心、まあ自己主張ゼロの準官製新聞だから致し方ない。

そんな中で暖かい記事を発見?!?
11月1日に機内の新聞で読んだ、安倍首相が中国人留学生に感謝状を贈るとの記事である。
内容は「日本政府は10月31日までに、今年9月に台風18号の影響で増水した大阪市内の淀川に転落した小学4年の男児を救助したとして、中国人男子留学生の厳
俊さんに感謝状を贈る方針を固めた。安倍首相が11月中旬にも巌さんを官邸に招き、自ら感謝状を手渡す方向で調整している」とのこと。
半ページを割いて、大きな写真入りで報道していた。

オッ風向きが変わったなと思ったら、
最後の方に、「日本政府はこの中国人の善行を利用して中国に擦り寄ろうとしているが、そんな姑息な手段には乗らない」と結んである。
こじ付けにも困ったものだ。
私は、そのような事故があったことは知らなかった。
中国人に内容を聞いたら「日本で起きたことを日本人のあなたが知らないの!?!」とあきれていた。
中国人なら特に上海人なら誰でも知っていることらしい。
その留学生が上海出身だからである。

日本の家人に頼んで、9月中旬の記事と、11月初めと中旬の記事を探してもらった。
余談だが、我が家では長年 読売新聞を取っている、一番中立的だと思うからである。
左派の人から見ると、産経新聞とならんで右派新聞だそうだが。
とにかく懸命に記事を探してもらったが、9月中旬および11月1日の記事は見つからなかった。
11月14日の朝刊には「安陪首相の1日(11月13日)」という小さな欄に下記があった。
「午後5時3分、人命救助に尽力した国吉正男さん厳俊さんらに首相感謝状を授与した」
たったこれだけである。

日本政府がこの事故・善行を利用しようと思えば、もっと大々的に発表し話題に仕立てただろう。
もっとも、日本は中国と違ってメディアをコントロールすることはできない。
しかし、お願いはできるだろう。

9月中旬の記事で目立ったのは、「今年は反日デモは抑え込まれるようだ」、「反日デモは見事抑え込み今年はゼロだった」
というような記事ばかりだった。
つまり、中国にとっての国辱の日である9月18日を無事に乗り切ったという安ど感からきた記事ばかりであった。
(なお、私の立場では、政治的な話題には触れません)

とにかく、上海人による日本学童救助報道が日中で大きく異なっていたのは驚きである。

日本側では、その程度の善行は日常茶飯事であり、大々的に取り上げる事故では無く、救助した方が上海人だということだけがニュース性有りということだろう。
これを大げさに報道して「日中関係改善に利用しようとしている」と言われたくないという姿勢も感じる。

中国側では、2つの側面から大きく取り上げた。
一つには、中国のイメージ向上である。中国人留学生が川に落ちた子どもを勇敢に救った行為が日本の主流メディアで報じられた(大きくは報じていないが)ことで、留
学生のイメージ改善、中国のイメージ改善にもつながった。というもの。
次は当然、様々な事情で近年の中日関係は紆余曲折が続いている中、心温まることを少しずつ積み重ねることで、両国間に横たわる固い氷が少しずつ溶けていって欲しい
というもの。
韓国メディアとちがって、中国メディアの本音は日本との関係改善を望んでいるのである。

ところが、この関連記事に関してネットでは意見が完全に分かれている。
一方は、当然賛辞意見である。
困ったのはもう一方。
*何故日本人を助ける
*何故日本へ留学する
*国賊野郎は帰るな! 等など
まあ、現状の学校教育内容やメディア操作状況から言えば当然予想された意見ではある。
言えるだけマシだと思う。


話は変わるが、毎朝地下鉄駅に置いてある無料新聞が好評である。
普段は車内で新聞を読む人など絶対にいないが、朝の通勤時間帯だけは別である。
ほぼ全員が無料新聞を広げて読んでいる。
困ったのは隣の人、その新聞が邪魔である。
日本なら小さくたたんで他人に迷惑を掛けないように気を使って読むのだが・・・・。
無理な注文か?
そして、駅の出札口では回収しているオジさんやオバさんが必ずおり、奪い合うように持ち去る。
古新聞紙として売るのである。
もし、回収の人がいなかったら駅はゴミの山であろうからよかった。


余談だが、読売新聞は発行部数世界一であり、それに朝日新聞が続いている、
しかもそれは有料新聞である。
人口世界一の中国ではその足元にも及ばず、政府も焦っている。
人民日報ネット版には「日本では新聞購読しなければ馬鹿にされる時代もあった」という見出しまであるほど日本の新聞販売制度を見習おうとしている。「中国式道路横
断方式」を日本に学んで直そうとしているのと同じである。
とにかく新聞を読む国民は少ない。ましてやそれにお金を使う国民は稀である。
文字識字率の低さもあるが意識の低さを心配して、啓蒙活動をしているのであろう。
しかし、これは、報道の自由を与えない限り向上はしないだろう。


中国で働く日本人駐在員は、こういう環境で、こういう人と一緒に働いているのですよ。
決して楽な仕事ではないことをご理解ください。
それなのに、あーでもない、こーでもない、と外野(親会社)から言われて困っています。
ある県の精神科患者の一番は「うつ」、それの半分近くは上海帰りの方という統計があります。
そういう方に少しでもお役に立ちたいと、老骨に鞭打つ毎日です。

PS
12月14日(土)14時から上海ビジネスフォーラム(SBF)の年末会・忘年会が開催されます。
お時間のある方、上海へのご都合のあるかたは是非ご参加ください。
ご興味をもたれた方は資料をご請求ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 佐藤忠幸/Sato Tadayuki 
 E-Mail: tada-sato@mvb.biglobe.ne.jp
 SBF.HP::http://www.sbfnet.cn/
 HR研究会HP:http://www.sh-hra.cn/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃発行元:公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会(ICSN)事務局  
┃住  所:〒970-8026 福島県いわき市平字田町120番地
┃     LATOV6階 いわき産業創造館内
┃TEL    : 0246-21-7570      FAX    : 0246-21-7571
┃E-mail : iwaki-sangakukan@bz01.plala.or.jp 
┃URL   : http://www.iwaki-sangakukan.com
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃※配信の登録、及び解除については、こちらからどうぞ↓
┃ http://www.iwaki-sangakukan.com/m_magazine/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会
〒970-8026 いわき市平字田町 120番地 LATOV6F いわき産業創造館内
TEL:0246-21-7570  FAX:0246-21-7571 E-mail:iwaki-sangakukan@bz01.plala.or.jp
Copyright (C) ICSN All rights reserved.