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┃◆┃(社)いわき産学官ネットワーク協会News 2011.07.24
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┃ 「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃ 佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。
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現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
いわき市産学官連携アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」7月号をお届けいたします。
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◇上海レポート7月号(住所標示)◇
台風中は日本でしたが、ずいぶんと涼しく、むしろ寒いぐらいでした。
上海に戻り、元の夏に戻りホッとしています。
しかし、やはり夏は何処も暑くて参ります。
勝手な話ですね。
この暑い中、蘇州、杭州、天津など出張が多くなってきました。
ま~、うれしい悲鳴かもしれません。
日本では、数年ぶりに大阪に一泊しましたし、故郷の豊橋市にも寄りました。
豊橋には両親のお墓があるため、ちょっと早めのお墓参りをさせていただきました。
日本人にとっては、故郷やお墓地は心のより所かもしれません、安らぎを感じます。
飛行機で日本に近づくと、紺碧の海や川が見え、海岸線は海底まで美しく見えました。
山は深緑に覆われ「日本に帰ったのだなー」とホッとします。
中国の都市も、緑化運動が盛んになりました。
余裕ができたというべきか、国際化が進んだというべきか、オリンピックや万博など、
国際的な行事を開催する度に緑化運動は前進しています。
しかし、飛行機でひとたび飛び立つと禿山ばかり、海や川もどす黒く濁っています。
緑化運動で覆う緑よりも、砂漠化や各種開発によって失われる緑の方が、はるかに
多いのが現状だということを実感します。
そんな旅の中で気がついた、住所と道路標示という小さな問題を報告します。
1、住所標示の違い
中国の住所標示は、何の道路に面しているかで決まる。
道路の起点から1.2.3.4.・・・と直線的に順番どおり、○○路◎番と表示される。
名前のない道路はなく、道路に面してない家屋もない。
日本の住所標示は、○町◎丁目と面で決めている。
その中を○番地◎番(号)と細分化しているが、順番どおりになっていない。
郵便やさんも大変だが、他所から来た人は探すのに大変である。
だから、町ごとに住居標示の書かれた詳細な地図を配るらしい。しかし、あれは
個人情報保護問題にならないのかな?
2、道路名の違い
中国の道路名は、「○○路」というのが一般的。
○○は、有名都市や省などの地名や人名をつけている。
上海市の例では、南京路や北京路、中山路(孫文=孫中山)が有名である。
ところが、北部に行くと東西方向と南北方向の道路で呼び方が変わる。
天津市では、南北に走る道路は「○○路」といい、東西の道路は「◎◎道」という。
似たような命名の仕方が日本にもあった。
大阪市では、南北に走る道路は「○○筋」といい、東西の道路は「◎◎通り」という。
これは、今回行って初めて知った。
名前だけで、どのように通っている道路か分かるというのは合理的かも。
3、外国人への分かりやすさ
外国人から見て分かりやすい住居表示は、断然中国である。
ほとんどの家屋やビルには、○○路◎番の標示板が貼り付けられている。
道路にも道路名の看板が随所にあり、それをたどって行けば、必ず目的地へたどり
つくことができる。これは、9年間滞在したマレーシアも同じであった。
道路の左右どちらが奇数か偶数番地か、そして前後のどちらが若い番地かだけ
見つければよい。
新人のタクシー運転手でも、道路名だけ分かれば簡単に目的地に行ける。
日本では、電柱に住所標示がしてあるが、直線的ではないので近辺をうろうろ探す。
大阪では、ホテルを近所の人に聞いても分からず、仕方なく乗ったタクシーでもカーナビ
で探さなければ見つからなかった。
だいたい、地名そのものが読めない。
外国人でなくても、違う土地から来た者には分からない。
大阪の本町(ほんまち)を「もとまち」と読んだら、神戸に行くのかと聞かれた。
神戸には「もとまち」があるからだそうだ。
「振り仮名をふれ」と言ったら「それでも日本人か?」という顔をされてしまった。
よく見たら、交差点表示にはローマ字で併記してあった。
このローマ字は、ずばりの読み方(HONMACHI)で書いてあり親切である。
4、中国のフリガナ
中国はローマ字もカタカナに相当する文字も無いが、代わりにローマ字に似た発声音がある。
したがって、外国人向けには英語混じりの発声音表示であるが、これが理解困難。
たとえば、「南京路」は「南京ロード」(漢字部分は中国語の発声音表示、南京:Nanjing)となる。
これは問題ないが、「人民広場駅」は、「ピープル・スケア」と表示され、「中山公園駅」も「中山
パーク」となる。
地下鉄などでも、英語アナウンスはこの混じり言葉でやられる。
タクシーに乗って、ピープル・スケアや中山パークに行けと言っても絶対に行けない。
人に聞いても、同じくほとんど分からない。
それが親切だと思っているのだろうが、発声音で統一してもらった方が覚え易い。
固有名詞(地名)を、その漢字の意味で英語化されては逆に分かり難い。
本町(ほんまち)を「ホン・タウン」と表示されるのと同じである。
しかし、中国の道路標示や住所表示は、外国人や他所の者を意識して豊富にあり、
親切であることに間違いないですね。
地下鉄やバスでも、英語の案内が増えており、日本よりもはるかに国際化を意識しています。
逆に、日本は国際化が遅れすぎているのかもしれません。
政治も、外交も、経済も、地方都市も、企業内管理も、閉鎖的なムラ社会だな~と感ずるのは、
外国暮らしが長すぎるからかな。
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佐藤忠幸/Tadayuki Sato
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