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┃◆┃(社)いわき産学官ネットワーク協会News 2011.05.29
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┃ 「中国への企業進出セミナー」でお馴染みの
┃ 佐藤忠幸氏から『上海レポート』が届きましたのでお知らせいたします。
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現在、中国は上海に事務所を構え、
中国での会社設立・販路拡大等を支援している、
いわき市産学官連携アドバイザーの佐藤忠幸氏から
「上海レポート」5月号をお届けいたします。
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◇上海レポート5月号(中国はもう夏)◇
上海の昨今は、涼しくて気温的には気持ちのよい毎日です。
しかし、公式的には真夏です。
実は、1日の平均気温が22°を超えると真夏日といい、それが連続5日間続くと「夏
入り宣言」をすることとなっています。
上海は、このおかげで5月13日から、梅雨を飛ばして夏となったわけです。
数十年ぶりの早い夏入りだそうです。
先週は、連日30°を超し時には35°以上、なるほど夏だ!と思ったものですが、今週
は一挙に冬に戻り、西部では雪も降ったほどです。
中国の春は短いですねー。因みに、今年の春はたった48日です。
今月は中国のマナーについて報告します。
中国の通行は、車が右、人が左(人はどうでもよいらしい)となっている。
したがって、右折車は「横断中の人の通行を妨げない範囲で、前方が赤信号でも右折
してもよい」というルールとなっている。
ところが、中国は強い者勝ちの国。
横断者を追い散らしながら、堂々と右折する車ばかりである。
それを取り締まる者はいない。
パトカーでも、政府関係車でも、クラクションで横断者を追い払いながら右折するの
だから、一般車が守るはずはない。
権力の強い車だから致し方無いと、市民も見過ごしている。
観光に力を入れている蘇州市では、5月からそういう違法通行車からは罰金を取ると
通達を出した。
蘇州には、5月になって3回行ったが、それが守られている道路は一つもない。
上海でも、そのためかどうか、交通指導員が急に増えた。
私のアパートの近辺でさえも、信号のある交叉点には必ず各横断歩道の両端にいる。
すなわち、一つの交叉点に指導員が8人いるというわけだ。
しかし、何のためにいるのかは不明である。老人の失業対策かな?
横断歩道に人がいても、車は平気で右折する。
歩行者も、2輪車も、赤信号でも平気で横断する。
たまに、信号が変わるのを待っている人も、全て停止線の外に立っている。
それらの行為は全て、交通指導員の目の前で行なっている。
事故が起きた時、どちらが悪いかの証人ぐらいにしか役立たない。
車の酔っぱらい運転も後が立たない。
とうとう、5月から罰則を大幅に引上げた。
懲役が最高数十日だったのを、6ヶ月~20年というもの。
運悪く(?) 5月3日に、酔っぱらい運転をしでかした有名芸能人も捕まり、新法で裁
かれることとなった。
まだ、判決前だが懲役10年以上は間違いなく、芸能人生は終わりとの噂しきり。
6月から、上海~北京の高速鉄道が開通する。
4月までの発表では、最高時速350Km、上海~北京間を4時間で結ぶという話だった
が、5月になって最高時速は300Kmで4時間40分となった。
理由は、軌道の安全性への疑いかららしい。
数箇月前に、鉄道局長が収賄で逮捕された。
収賄額は、数百億円であり数々の不正工事を見逃したことが原因らしい。
従来の新幹線は、既存の軌道(中国の主要鉄道は広軌)を使って、高速車両を走らせ
ただけ、ゆえに200Km強しか出せなかった。
今度の新々幹線(?) は、超高速専用に新たに軌道を敷いたものであり広い国土の全
国に走らせる計画である。
その実現化を急ぎすぎて、不正手抜き工事の目をつぶったという面もあるようだ。
6月からは、新幹線の切符を買うのに、身分証明書(外人ならパスポート)を見せなけ
れば買えなくなった。
さらに、乗車時にはその確認検査もすることとなった。
まさに、飛行機並みの警戒ぶりである。(日本は特別にテロに甘い)
テロ対策とのことだが、ダフ屋の締め出し対策だろうとの噂しきり。
日本では、まだまだ「性善説」主体の管理で成り立つが、中国ではまだ「性悪説」で
なければ管理ができない。
罰せられなければ何をやってもよいのか!!
そんな状態がいつまで続くのかなー。
話題変わって、作日(27日)NHKのBS放送で、中国の「地下教会」を取上げていた。
NHKでは珍しいことだと、真剣に見たら期待外れだった。
オーストラリアの放送局が取材し、放送したものを買っただけ。
必死に取材し、「人民に信仰の自由を」と訴えた内容だと思うが、肝心なところは全
て飛ばし、極めて平面的に流していた。
誰でも知っている内容ばかりだった。これがNHKの限界か。
中国各地に、支局を置かしてもらっている気遣いを感じた。
中国の宗教は、政府公認以外は邪教として、厳しく取り締まられている。
キリスト教は、大半の宗派が邪教だとされ、ローマ法王は未だ中国に入れない。
仏教も同様に、現在各地の仏教寺院の大半が観光寺である。
チベット仏教も、元々のそれは邪教でありテロ組織とされているのはご存知の通り。
どの宗教も、真の信仰を求める人は地下に潜るしか術がないのである。
しかし、中国はすべてにおいて自由である。
ただし、「中国共産党の、よき(?) 指導下で自由」である。
民主主義も自由も、中国流のそれである。
日本人よ、これを忘れてはいけませんよ。
そんな政府への抵抗で、マナーが悪いのかなー。
まあ、無関係でしょうね。
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佐藤忠幸/Tadayuki Sato
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